英会話の先生とオリンピック競技場の話をしている中で「a white elephant」というイディオムが出てきて頭の中が???となりました。
実は「a white elephant」には使い途もないのに維持費ばかりが高くつく厄介物、「無用の長物」という意味があるそうです。
先生はオリンピックのために新設した競技場が、オリンピックが終わるとろくに有効活用されず高額な維持費だけがかかる施設のことを「a white elephant」と表現したのです。
由来について調べてみました。
これは昔、タイでは白い象は神聖な動物とみなされて、王様に献上された。しかし如何せん、柄の大きな象のこと故、餌代がかさむばかりで、碌な使い途がない。そこで、王様は気に入らない家臣に白象を下げ渡して、使うことも乗ることも処分することも許さず破産に追い込んだという故事から来ているらしい。
http://blogs.yahoo.co.jp/farida_firdaus07/23548299.html
なるほど。
最近だと、長野オリンピックでも、ボブスレー会場やジャンプ台、スケートリンクなどの維持費が9億円に達する一方で、利用収入は実質約5千万円ということで、まさに白象状態となっているようです。
東京五輪に向けても、新しく競技場が新設されますが、「white elephant」と呼ばれるようなことがないようオリンピック閉会後も有効活用していただきたいですね。
夢をかなえるゾウ 文庫版
水野敬也 飛鳥新社 2011-05-20
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[参考記事]東京オリンピック招致の抱えるさまざまな問題
http://www.asahi-net.or.jp/~pq2y-fks/topics/olym090219.html