英語多読学習を継続するコツは、なんといっても自分のレベルに合った洋書を楽しみながら読むことです。しかし、英語多読学習を始めたものの、自分のレベルにあった洋書選びに悩む方は多いと思います。特に英語初心者はうっかり難しい本に手を出して多読学習を挫折してしまいがちです。
多読学習に最適な洋書はこちらのページでも紹介しているGR(グレーデッドリーダー)を読むことだと思うのですが、GRは一般書籍に比べるとページ数が少ない分、どうしても価格が割高に感じます。GRには価格に見合った十分な価値はあると思いますが・・。
そこで今回は、GR以外から選んだ英語多読学習におすすめの洋書をYL別(読みやすさレベル)でご紹介したいと思います。
読みやすさレベル4~ (YL4~)
ウィリー・ワンカはチョコレート工場経営者、いつも人目をさけている変わり者だ。その彼が、どういうわけか秘密の工場を見学させてくれることになった。この10年間で初めてのことだ。ただし、招待客はたったの5人だけ。ワンカ社特製チョコバーの包装紙の中に、金色の招待券を見つけた幸運な者だけが工場見学に参加できる。しかも、案内するのはワンカ自身だというのだ。
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英語が苦手でも、完読出来るほど面白い
壊滅的に英語が苦手な私が、英語の勉強にと 一時期英語の児童書にいくつかチャレンジしたのですが、 私がなんとか最後まで読めたのは、たった1冊。 それがこのCharlie and the Chocolate Factory 。 貧しいながらも..
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ジョナスの世界は完ぺきだ。すべてが完全にコントロールされている。戦争も、痛みの恐れもない。選択の余地もない。すべての人は共同体の中で役割を与えられている。ジョナスが12歳になったとき、ザ・ギバーから特別な訓練を受けることになった。ザ・ギバーだけが、人生における本物の痛みと喜びを握っている。今、ジョナスが真実を受け取るときがきた。後戻りはできない。
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夢中で読みました
英語が簡単なペーパーバックを探していて、The Giverにたどり着きました。 子供向けなので読みやすいかな、と思って読み始めましたが、英語の読みやすさよりも内容に夢中になり、気が付くと読み終わったという感じでした。もちろん、英語そのものも読みやすいです。 コントロールされた世界で生まれ育った人達にとっては..
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読みやすさレベル5~ (YL5~)
南米のペルーからロンドンにやってきたくまのパディントンは、ひょんなことからブラウンさんの一家と暮らしはじめました。ママレードが大好きで、いつも困った事件にまきこまれるけれど、いつも運よく逃れてしまうパディントンは、たちまち街の人気者になります。
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すごい!
「くまのパディントン」。名前は知っているがどんな物語だったかな?と思い読んでみたところ面白い。久々に声を上げてゲラゲラ笑ってしまいました。決して子供向けの童話ではなく大人が読んでも十分に面白い!子供だけに読ませておくのはもったいない..
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主人公ダレン・シャン少年は、偶然に奇怪なサーカスのチケットを手に入れた。そのサーカスを見にいった夜から、彼は数奇な運命を背負ってしまう。親友の命を救うために、ダレンが正体不明のバンパイアと取り引きしたこととは...。
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英語だけどサクサク読める!:冒険の始まり物語
主人公ダレン・シャンが物語る、奇妙な冒険物語です。 ストーリーは明快で(もちろん要所でビックリ!なエビソードは ありますが)、読んでいて楽しく、読みやすいお話です。 それほど難しい英語を使ってないので、高校卒業レベルの英語が 理解できれば、大丈夫。しかも、すべて一人称(ダレン)で 書かれているので、洋書に初挑戦する方に..
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In her own singularly beautiful style, Newbery Medal winner Sharon Creech intricately weaves together two tales, one funny, one bittersweet, to create a heartwarming, compelling, and utterly moving story of love, loss, and the complexity of human emotion.
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衝撃のラストです。
Salamanca は祖父母とともに、家出した母親を探す旅に出かけます。 その間、友人 Phoebe の母親失踪事件を祖父母に話しています。 彼女の母親の思い出も含め、3つが並行して書かれているため、最初は少し混乱するかもしれません。 しかしパズルのピースがはまるように、次第に全てが明らかになっていきます。 ラストに2つの大きな衝撃がまっていて、一気にストーリーは終わります。..
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読みやすさレベル6~ (YL6~)
南米のペルーからロンドンにやってきたくまのパディントンは、ひょんなことからブラウンさんの一家と暮らしはじめました。ママレードが大好きで、いつも困った事件にまきこまれるけれど、いつも運よく逃れてしまうパディントンは、たちまち街の人気者になります。
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Best of the Best of the Best!!!!!
生まれてからこの方、いったい何冊の本を読んできたかわかりませんが、この作品ほど見事なストーリーのまとまり方した本に出会ったことはありません。最初に読み終えたとき、こんなすごい話を生み出した作者がいることが信じられませんでした..
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田舎の農場の納屋に暮らす子ブタのウィルバーとクモのシャーロットの友情の物語。ハムにされそうな、大切な友だちの子ブタを助けるために、シャーロットは、自分のクモの糸で「救命メッセージ」を書く。そして「奇跡」は起こる。
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大人になっても何度でも読み返してしまう宝物!
アメリカで、この話を知らない人はいないというくらい人気のある子供向けのお話です。心の描写が細かくて、悲しい場面では本当に泣きたくなるくらい悲しくなり、温かい気持ちになる場面では、心の芯からポカポカしてきます。"I'll be a friend to you."という台詞から、色々な事が始まります。..
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クローディアは退屈だった。何か変わったことがしてみたい。でもダサいのはいや。家出することにしたクローディアは、一定の目標を持って計画を立てる。
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読んだ後、メトロポリタン博物館に行きたくなる
児童文学ですが、大人が読んでも面白いです。私は英語の勉強の一環として読み始めました。クラウディアとジェイミーの姉弟の家出の話です。 しかし、家出先がメトロポリタン博物館!どうやって警備員に見つからないですむかなど2人がいろいろ計画し、実行します。..
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田舎の農場の納屋に暮らす子ブタのウィルバーとクモのシャーロットの友情の物語。ハムにされそうな、大切な友だちの子ブタを助けるために、シャーロットは、自分のクモの糸で「救命メッセージ」を書く。そして「奇跡」は起こる。
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読み出したら止まらない!
ヤングアダルト向けであるが、これがなかなか複雑な展開で、スリルがあってハラハラドキドキ面白い。タイトルから想像される壮絶な戦いがあるものの、グロテスクな表現が際立つ訳ではなく、どちらかというと主人公Katissの心の揺れ動きが手に取るように分かりように書かれているヒューマンドラマ。..
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読みやすさレベル7~ (YL7~)
南インガリーの国では呪文や見えないコートや7リーグ靴は日常のこと。といっても、「荒地の魔女」とくれば話は別だ。この50年は何ごともなく過ぎた。しかし、魔女が再びこの国に災いをもたらそうとしているというウワサがあった。だから、動く黒いお城や4つの細い小塔から黒っぽい煙が地平線に現れたとき、誰もが、魔女がやってきたのだと思った。ところが、そのお城は魔法使いハウルのものだった。ハウルは若い女の子の心を吸い取るのが好きだという・・
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ストーリー展開に拍手!
ジブリの映画で注目を浴びたこの作品ですが、個人的には原作のストーリーの方が好きです。映画を見た方にも是非一度原作を読んで頂きたいです。魔法をかけられ老婆の姿になってしまったソフィや、かっこよくて女好き、でもどこか子供っぽいところもあるハウル。登場人物が個性的で、不完全なところがあるのが..
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エンゾは、カーレースのドライバーであるデニーと暮らす、ラブラドールと(たぶん)エアデールテリアのミックス犬。ふたりは絶対の愛と信頼で結ばれ、結婚、娘の誕生などデニーの人生の節目に、エンゾも必ず立ち会ってきた。しかし、妻の病をきっかけに、デニー一家の幸せは崩れ―老境に入ったエンゾが、ときにユーモラスに、ときに辛口に回想する、家族の絆の物語。
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涙・涙・涙
英語版で読んだのですが、途中でやめられず徹夜で読了してしまいました。 人語を解する(でも喋れない)賢い雑種犬エンゾの回想という大枠、そして雨中のレースを得意とするドライバーのデニーが土砂降りの如き人生を苦労して生き抜くという設定が、とにかくうまいなあと…。この2つのアイデアを思いついた時点で、成功は約束された..
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1950年代に日系アメリカ人のタケシマ家がアイオワからジョージアへと移動する物語である。語り手のケイティはまだ幼稚園に通う少女だ。両親は家畜や苗や卵の生産に携わりながらひどい状況と信じられないような月日を耐えていた。けれども、彼らはリン、ケイティ、サミーの3人の子供たちのために、なんとかして愛情のある安定した家庭を作ろうと努力していた。
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静かな進行とラストシーンの美しさ!
日系人のアメリカでの往時の暮らしを、少女Katieの視点で描いた 作品で、英語も難しくありません。 ニューベリー賞というのがどれくらいの権威がある賞なのか、 正確には知りませんが、そうそうたる作品、作家が受賞しているので この本もすごいのだろうと思い、またここでのレビューもアメリカの アマゾンでの評価も高いので..
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読みやすさレベル8~ (YL8~)
ホビットは地中の快適な穴に棲む、人づきあいがよくて、パーティ好きな小人だ。そのひとりビルボ・バギンスのもとに魔法使いガンダルフと13人の小人を率いたソーリンがやってきて、遠い国の竜に守られた財宝捜しの旅にいざなう。ビルボたちの冒険のはじまりだった。
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ビルボの冒険
まさに全ての人に読んで欲しい作品。 ロードオブザリングを見た/読んだだけではJ.R.R.トールキンの魅力は語れません。 このThe Hobbitはビルボ・バギンズとガンダルフ、そして13人のドワーフ達の大冒険が描かれ..
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