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資格には民間資格から国家資格まで、非常に多くの種類がありますが、求人市場では全く需要がない資格も少なくなりません。
実際、将来の転職や再就職のために苦労して資格を取得したのに、思ったほど、その資格を必要としている求人がなかったという話はよく聞きます。
多くの人気資格ランキングでは、「ユーキャン」などの通信講座の受講者数順に並べているだけなので、必ずしも転職に有利な資格がランキングされているわけではないのです。
そこで、今回は実際の求人情報の数を調べ、求人数の多い順に並べたランキングを発表したいと思います。
1位:建築士
昨今、建築士は飽和状態にあるとも言われますが、実際には一級建築士どころか、これまで需要の低かった二級建築士ですら需要が伸びている状況にあります。今後も東京オリンピック、リニア中央新幹線計画、都心部での大規模再開発計画など、当分は建築業界の求人は活況を呈することでしょう。 |
2位:日商簿記検定
簿記は会計分野では大定番の資格。常に安定した需要があり、幅広い層に人気があります。実務経験を要求する求人は多いですが、未経験でも採用してくれる会社もありますので安心して下さい。ちなみに、求人数が多いのは意外にも2級なので、資格を取るなら2級がおすすめ。 |
3位:宅地建物取引士
宅建と言えば不動産取引には不可欠な資格として有名ですが、不動産業界のみならず銀行や一般企業でも活かせる資格ということで安定した人気があります。2015年から、宅建資格は士業に格上げされたため、最近は試験の難易度が上昇しているようです。 |
4位:TOEIC
TOEICスコアでは真の英語力は測れないという批判も多いですが、求人市場では、英語力を表す指標としては、TOEICがデファクトスタンダードとなっているようです。求められるスコアは職種により異なりますが、600点以上を求める求人が最も多かったです。 |
5位:実用英語検定
TOEICには 及びませんが、英検もまだまだ求人市場では通用する資格です。準1級であれば、社長秘書、翻訳、2級でSE、営業職といった職種に応募できます。求人数は2級が最多ですが、2級~準1級程度では派遣求人が多いので、正社員を目指すのであれば、1級取得がおすすめです。 |
6位:社会保険労務士
社会保険労務士は社会保険のエキスパート。勤務社労士として企業内で労働問題などの業務が行える他、やる気次第では独立して開業することも可能です。合格者の3割は女性と、他の資格に比べて女性人気が高いことも特徴。
7位:インテリアコーディネーター
インテリアコーディネーターは、住宅やオフィスなどのインテリアについて提案やアドバイスを行います。建築事務所、不動産会社、ショールームなど、活躍の場はとても幅広いです。実務経験がなくても、インテリアコーディネーターの資格さえ4あれば未経験歓迎としている企業もありますので、全く未経験の業界でチャレンジしたい人にもおすすめ。
8位:税理士
税理士試験は難易度が非常に高いうえ、2年以上の実務経験も必要とされるため、全くの初心者が目指すには相当ハードルが高い資格だと思います。税理士資格の平均合格年数は2~5年とも言わますが、その分、努力次第では独立して年収1,000万円以上を稼ぐ税理士になることも可能です。
9位:証券外務員
証券外務員は金融機関で株式や債券などの有価証券などの販売や勧誘業務を行います。昨今、銀行や保険会社でも扱える金融商品が増えているため、証券外務員の需要は年々高まっている状況です。二種は誰でも取得が可能ですが、一種は二種を取得済で、かつ証券会社等に勤めている人でないと受験できませんので注意して下さい。
10位:基本情報技術者