TOEICスコアが良いだけでは、内定は勝ち取れません。
企業側もTOEICスコアだけを判断基準にするわけではないので、これは当然でしょう。
今回紹介する事例は、TOEICのスコアが平凡だったとしても、伝え方によっては、面接官に大いにアピールできるというものです。
以下は大手ホテル会社を受けた二人の就活生の事例です。
Aさん(TOEIC:890点所持)
「面接の際は、TOEIC高得点を所持しているので、ホテルでの接客の際には、非常に役立つという点を主張した。また、英語検定や漢字検定、秘書検定など、自身が取得した資格を列挙し、積極的に資格取得に励んできた事をアピールした。現在は、一生役立つと言われている『医療事務』の資格取得に向け勉強している事も伝えた。」
2)Bさん(TOEIC:620点)
「大学入学時のTOEICの点数は450点だった。英語は苦手だったものの、諸外国の方々と接する機会が多いホテルでの仕事に就くため、まずは600点突破を目標とした。毎日15分間のラジオ英会話講座を欠かさず視聴し、興味があるイギリス文学作品の原本を1日2ページずつ読み進めた。結果、3年間でTOEICの点数は向上し、コツコツ小さな努力を重ねる重要性も学んだという事を面接官へ伝えた。」
さて、どちらの学生が内定を獲得できたでしょう?
結果は620点のBさんが見事に内定を勝ち取ったのことです。
重要なのは、「資格取得の目的」や「資格取得への姿勢やプロセス」であり、コツコツと努力を重ね、苦手分野を克服したBさん姿勢は、企業側にとっても高評価だったようですね。
低いスコアを逆手にとり、見事にアピールポイントに変える、これは就活・転職活動中でTOEICスコアに伸び悩んでいる方はとても参考になるのでは?