ビジネス英語によるコミュニケーション能力を評価する世界共通のテストとして認識されている「TOEIC」。日本において も、同テストを英語運用能力の評価基準の一つとしている企業も多数あり、英語スキルの証明に役立つとされてきたが、2015年はさらに注目を集めそうな調 査結果があった。
それが、きのう9日にユーキャンが発表した2015年のトレンド予測と資格取得に関する意識調査。『2015年こそ武器になりそうな資格』として、「TOEIC」が2位となっていた(ちなみに、1位はファイナンシャルプランナー)。
今年における実際の状況をみても、2014年度に新入社員へTOEIC IPテスト(団体特別受験制度)を実施している企業数は791社にも上り、新入社員の受験者数は3万212人と過去最高を記録している。
さらに、TOEICスコアを人事考課の一つとして考えている企業も増えており、受験者数は学生よりも社会人が多くなっている。就職試験のためにTOEICテストを受験する大学生も年々増加しているのだ。
また、同調査の『2015年に取ってみたい資格』についても、ファイナンシャルプランナーに次いでTOEICが2位に。実際に受験した人に「知識がどのよ うに役立っているのか」を聞いており、「海外出張時やプライベートの海外旅行時に重宝している」(神奈川県・40代・男性)、「外国人とのコミュニケー ションに壁をあまり感じずに済む」(神奈川県・20代・女性)といったコメントも出ている。
昨今の訪日外国人の増加もあり、今後英語を使う機会がますます増えるだろう。そういったことも含め、2015年はTOEICが今まで以上に“武器”になるかもしれない。
◆調査概要
調査対象:20代~40代の男女 997人(男性498名、女性499名)
実施期間:2014年10月31日~11月1日
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=94045