もう、いいかげんにしてくださいッ!
「もう、いいかげんにしてください。急な残業のせいで、僕がどれだけ損をしたと思っているんですか? 会社に穴埋めを要求しますよ」
他の曜日に振り替えても、また急な残業で行くことができず、お金を払いながら授業を受けられない日が続き、A君によると「累計で10万円以上は損をしている」とか。
「今後は、火曜と金曜は残業を入れないか、もし入れるときには授業料を会社に肩代わりしてもらいますからね」
[PR]お先に失礼するナリ―空気を壊さず定時に帰るテクニック
さて、会社はこういう損失補てんはすべきなのでしょうか?
会社が社員に残業命令を下せるのは、労働者代表などと労使協定(36協定)を締結し、かつ就業規則に「残業させることがある」旨を明記している場合に限られます。逆にいえば、このような手続きを適切に行っている場合には、社員は原則として残業を拒否することができません。
[PR]お先に失礼するナリ―空気を壊さず定時に帰るテクニック
さらには、残業命令を断った場合には、解雇の対象にもなりえるとのこと。
怖いですw
調査によると、デートの先約があったのにもかかわらず残業を命じられた場合、「デートをやめて仕事をする」と答えた人は男性で82.4%、女性で89.8%らしいので、10%以上の人が会社命令に背いて残業を断っているということ。さすがに解雇対象になるなんて思ってないんでしょうね・・・
但し、いくら労使協定が結ばれているとしても、会社は予定外の残業命令を下すときには社員の意思を尊重し、私生活との調和に配慮することが求めれるとのこと。
つまり、仮に解雇されても不当解雇として会社側が訴えられる可能性もあるため、よほどのブラック企業に努めていない限り、従業員の心情を無視した残業強要のような自体にはならなさそうです。
[引用元] http://www.j-cast.com/kaisha/2013/02/01163634.html
「お先に失礼!」する技術 「断る」「決断する」「切り上げる」「見極める」ための極意