東京大学は30日、海外の大学の学部課程で2年学んだ外国人学生を理学部化学科の3年次に編入させる「グローバルサイエンスコース(GSC)」を 設けたと発表した。1日に1期生7人が入学する。受け入れに合わせて化学科の授業は全て英語に切り替え、日本人学生も英語で専門を学ばせる。
海外からの留学生受け入れのために、英語だけで学べるコースを特別に用意する大学はあるが、1学科だけとはいえ、学部課程の全授業を英語化するケースは珍しい。
GSCの応募要件は(1)海外大学の学部課程を2年修了(2)理学に対する基礎知識を持つ(3)最低62単位を取得(4)英語が堪能――の4点で日本語能力は問わない。毎月15万円の奨学金を支給し、宿舎を無償提供する。
海外大学からの編入生の受け入れは、毎年4月と10月。1期生の7人は、中国と米国の大学に通っていた。将来は15人程度まで増やし、理学部の他学科でも順次受け入れる方針で、英語の授業は拡大する見通し。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG30H18_Q4A930C1CR8000/
伸び悩んでいる学部留学生の数を増やすための苦肉の策なんでしょうね。
いずれ他の学部も追従するかもしれませんが、東大は世界最先端の話を日本語で聴く事のできる恵まれた環境なのに、それを放棄する東大はどうかしているという意見をあるので、慎重に進めていただきたいところです。