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えっ!?アメリカやカナダでパスタを注文するときに「アルデンテ」は通じない?

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海外旅行先で、当然伝わると思った英単語が相手に通じなかったというご経験がある方は多いと思います。わりと多いのは英語の発音が間違っていたり、和製英語だったりするパターンでしょうか。

実は私も海外のレストランでパスタをオーダーした際に使った「アルデンテ」という単語が通じずに悩んだ経験があります。発音が悪かった?それとも、和製英語だった???

そこで今回は私が実際に海外のレストランで体験したお話をご紹介したいと思います。

アメリカのパスタは茹ですぎ

北米でもパスタはイタリアンレストランに限らず、アメリカ系、カナダ系の料理を出す店の他、パブやスポーツバーなどのメニューに載っていることも多いのでオーダーする機会は結構あります。

ところが、何度か頼むうちに気が付くのが、パスタの麺が何だかとても柔らかく、ふにゃっとした感じなのです。そうかといっていわゆる生パスタとも違います。

以前住んでいたカナダの街には日本のファミリーレストランの雰囲気に近いパスタ専門のチェーン店がありましたが、そこで出されるスパゲッティーも日本では完全に「茹で過ぎ」認定されてしまいそうなものでした。

アメリカ人は小さいころからふにゃふにゃパスタを食べていてその食感に慣れているからなのか、とりたててアルデンテを求める人もいないのでしょうか。

 

アルデンテが通じない!

ご存知の方は多いと思いますが「アルデンテ(al dente)」は英語ではなくイタリア語で、意味は「髪の毛1本分位のわずかな芯を残した茹で加減でお湯から引き上げること」です。「アルデンテ」は茹であげた時の状態の表現であって、パスタが皿に盛られ口にする瞬間の固さではないので注意してくださいね。

ある時、パスタをオーダーした時に、サーバーに「アルデンテ」にしてくださいとお願いしてみることにしました。ちなみに、北米ではウェイトレス・ウェイターは男女の区別なく”server”と呼ぶのが一般的です。

”Can you make it al dente?”
(アルデンテにして下さい)

ところがこれが通じなかったのです。

私の発音が悪かったなとも考えましたが、後から辞書で調べたところ、言葉としては一応載っており、発音を確認すると日本でと同じように、アルデンテと聞こえるものでした。

後日、ダイニングバーで同じように注文してみましたがやはりアルデンテは通じませんでした。

 

答えは意外なところに・・

そんなことがあってから、ではアルデンテを正確に伝えるにはどうしたらいいのか?と思っていた時に家の近所のスーパーで買ったイタリアブランドのパスタの袋に答えがありました。

以下は袋の裏面、Cooking instructions (作り方)に書かれていた文章です。

When pasta is slightly “underdone” or “al dente”, drain it and serve it with a source of your choice.

そうなんです、slightly underdone (少し生煮えの) と表されています。順番的にもslightly underdone が先で、al denteは「まぁ、知っている人がいれば、ね」とでも言いたげに、後ろに付け足されています。

ただし、問題はこれを店でそのまま

”I'd like to have my pasta slightly underdone”

と言ってしまうと、「al denteの状態で引き上げるから、皿に盛られて食べる時には余熱でちょうどよい固さになっている」という趣旨とはちょっとズレてしまいそうなところです。

口に運ぶ時の状態が柔らかすぎず固すぎず、ということであれば

”I’d like to have my pasta not too soft, nor too hard”

とオーダーすればよいでしょう。

ただし、お互いのtoo softやtoo hardの概念に隔たりがあった場合には残念ながらこれも完全な解決策にはならないのですが。

 

アメリカで美味しいパスタを食べるための最終手段

アルデンテが通じず、上の言い方で試してもまだ満足のいくパスタが出てこない!という場合にはどうしたらよいのか。

その時はスパゲッティーを諦め、ペンネなどのショートパスタをオーダーするのもアリかもしれません(笑) ショートパスタは概してスパゲッティーに比べると茹で過ぎによる影響がそこまでひどくないようです。

私自身も含め、微妙過ぎる茹で加減にモヤモヤしながら食べるパスタに妥協せず、何とかサーバーとコミュニケーションをはかり、納得のいく茹で加減にオーダーできる人が1人でも増えるといいなと思います。


担当ライター:Aki(国内で主に不動産関連の翻訳に10年以上携わる。趣味の旅行で訪れた国は数えきれないほど。その中でこれまでに住んだ国はNZ、オーストラリア、イギリス、カナダ。そのためアメリカ・カナダ英語とイギリス・オーストラリア英語の両方に詳しい。2014年バンクーバーのカレッジを卒業後、フリーランス翻訳家として活動中。)

 

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