就職活動や社内の昇格のために受験する人が年々増えているTOEIC。日本の社会では、英語力を証明する指標として、すっかり一般的になっている。そんな TOEICだが、自分のスコアを履歴書などに記載する際に“有効期限”はあるのだろうか。巷でいわれる“2年説”の真意についても紹介する。
まず、TOEICのスコアに有効期限があるか否かについて。一部で「有効期限は2年。それ以降のものは証明にならない」と言われることがあるが、実際には「何年前のスコアであっても無効にはならず有効」というのが正しい。つまり、「TOEICのスコアに有効期限はない」ということだ。
では、有効期限“2年説”はどうして起きたのか。
これについては、おそらくTOEIC運営委員会が、公式認定証(Official Score Certificate)の再発行できる期限を「試験日から2年以内」と定めていることから、誤解が生じたものだろう。
ただ、学校側や企業側が「○年以内の公式認定証のスコアを記載すること」などと定めている場合には、それに従ってスコアを提示する必要があるので注意が必要。
また、就職の際には、内定後にTOEICなど資格証明書のコピー提出を求められることもある。公式認定証の再発行の対象は試験日から2年以内のものとなっているので、いざ証明が必要なときに申請できない恐れもある。公式認定証は手元に残すようにしよう。
公式認定証の再発行には、再発行依頼書とゆうちょ銀行、または郵便局窓口で6ヶ月以内に発行された定額小為替(または普通為替)、公式認定証1部につき500円(税込)が必要となる(2014年9月現在)。
http://www.oricon.co.jp/news/2044243/full/
TOEICは2006年の5月から新方式になりましたから、個人的には2006年以前のスコアしか保有していない場合は、そろそろ取りなおしても良いのではないかと思いますね。