富山県に本社を置く産業機械メーカーの不二越。
不二越は社員の英語教育に熱心で、毎年、50人程度の新卒社員を欧米各国に短期留学させており、その効果について書かれた記事がありました。
同社はかねてから、2020年度に年間売上高を4000億円に引き上げ、そのうち6割を海外向けで占めることを標榜している(2013年11月期実 績は年間売上高1756億円、海外売上高比率は4割)。その一環で始めたのが、2012年以降入社の新卒社員全員を対象とした、海外留学制度だ。具体的に は毎年50人規模を9月中旬から約2カ月間、アメリカ、カナダ、イギリスの3カ国、計10カ所以上の学校に送り出している。1つの学校につき、毎回3~4 人の社員が在籍している。
効果はてきめんだ。留学前と留学後を比べて、対象新卒社員の平均TOEICスコアは575点から、650点に上昇。
2ヶ月の短期留学で、TOEICスコアが75点アップしたということですね。
記事では効果てきめんとありますが、、私は2ヶ月留学して、たった、これだけしか伸びないんだ・・という印象を持ちました(^^;
TOEICは毎回似たような試験内容なので、受ければ受けるほど、得点が延びます。特に低スコアの人はそれが顕著に現れると思います。
よって、おそらく、留学せずとも1回目の結果から、2回目の結果が数十点は伸びるので、海外留学自体の効果というと微妙な印象が否めないのです。
もちろん、海外留学によって、英会話力や国際感覚が身についてプラスの側面は多いと思ので、会社が短期留学の活用は大賛成ですが、TOEICに限って言えば、高得点を取る早道は、TOEICに特化した勉強法なんだろうなぁと改めて思った次第です(^^;