脳科学者の茂木健一郎が『なぜ日本人は英語を話せないのか』について、脳科学的な考察をしている記事がありました。
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主な論点は、脳の情報処理には速いものと遅いものがあり、これらの2つのプロセスのバランスが大切ということ。(中略)
ネーティブは、いちいち文法的にどうだからと考えて言葉を使っているのではない。なんとはなしのフィーリングで、表現を選択する。なぜそうなのかと問われて初めて、脳の遅い、しかし正確なプロセスが立ち上がる。(中略)
日本人が英会話を苦手とする理由の1つは、「考えすぎ」。TOEICなどのテストで、正解を出そうと理屈で考える訓練は受けているが、フィーリングで、迅速に言葉を選んでいく経験が足りない。
日常会話の現場では、いちいち考えていては間に合わない。文法的にこうだからと会話を組み立てていては、もどかしいし、テンポもおかしくなる。むしろ、必ずしも正確ではなくても、臨機応変に言葉を発していったほうがいい。
英作文はそこそこ書けるのに、英会話になると小学生並みの会話すらテンポよくできないなんて話はよく聞きますね。
じゃぁ、フィーリングで言葉を選ぶ力を鍛えるにはどうしたら良いのか?
それは、ひたすら英文に接するしかないとのことです(^^;
記事にもあるように、「正確に話さなければ」という思い込みを捨て、その時々のフィーリングで会話するのが大切ですね。
[引用元]なぜ日本人は英語を話せないのか
http://president.jp/articles/-/10567