英語が苦手なライターさん(30歳・女性)が10日間、TOEICスコアを何点アップできるのかにチャレンジした体験談です。
初日。模擬テストを受けてみると、結果は565点。低すぎると笑わないで欲しい……。そもそも勉強自体が学校卒業以来なのである。
それにしても無残過ぎるこのロースコアをどうしたものかとネットで勉強法を探ったところ、「短期集中ならネットなどの勉強法は効果が薄い」と衝撃のアドバイスを寄せてくれた人物が。有名TOEIC講師の神崎正哉先生である。
「短期決戦なら、公式の模擬問題集を解くのが一番。それも普通にやるのではなく、まずは本番の試験時間の2時間以内で解く。そして、なぜ間違っていたのかを復習し、知らない単語があったら全部暗記。たとえ10日間しかなくても、1日10時間ぐらい勉強すれば50~250点ぐらい上がります。1日5時間なら最高で150点ぐらい上がるはず」
そんな先生の言葉を胸に、早速『TOEICテスト新公式問題集』を購入し、粛々と模擬問を解く日々を送ってみた。最初の4日間は制限時間内に解くこと自体できず苦労するも、5日目ぐらいからようやく制限時間以内に解けるように! また、「リスニング問題の会話や長文を30回ずつ音読すべし」とのことなので、スキマ時間に喫茶店などでブツブツと例文を音読。明らかに怪しい人である。
最終日の10日目。果たして結果は……。
なんと610点! 前回より45点アップ!
すごすぎる。たった10日間でも人は変わる可能性を秘めているのだ。
英語が苦手といいつつも、模試で565点なら、元々、英語の基礎力はある方のようですね。TOEICは事前に過去問をやるかやらないかでスコアは大きく変わるというのは有名な話です。ですから、実際に10日間で45点アップしたというのは驚くような話ではないと思います。
ちなみに、こちらの記事、今週のSPA!の特集記事「徹底検証! 10日間で人はどれだけ変われるのか?」からの抜粋なのですが、本誌の方では、減量や握力向上、円周率暗記、節電生活、スマホなし生活までさまざまなジャンルについて「10日間」の実験を敢行した記事が掲載されているそうなので、興味がある方は本誌もどうぞ。