2014年度の通訳案内士試験から、TOEICのスコアが英語筆記試験の免除対象になるとの発表がありました。
観光庁はこのほど、2014年度の通訳案内士試験から、TOEICスコアを英語筆記試験の免除対象に追加すると発表した。同庁によると、国家資格として初めてのTOEICとの連携となるという。
免除対象となるのは、TOEICテスト(公開テスト)で840点以上、TOEICスピーキングテスト(公開テスト)で150点以上、TOEICライティングテスト(公開テスト)で160点以上のいずれかを獲得した人となる。
http://news.mynavi.jp/news/2013/12/24/179/
現状、20代以下の若い世代の通訳案内士受験者が全体の約18%にとどまっているということで、この施策により、若い世代がより多く受験してくれることに期待しているようです。
ちなみに、通訳案内士試験は一次試験の筆記試験だけでなく、二次試験の口述試験がありますが、大半の人は一次試験で脱落しているとのこと。
そして一方で、二次の口述試験では8割以上の人がパスしているとのことで、TOEICが得意な人にとっては、今回の免除制度は大きなアドバンテージだと思います。
参考までに平成24年度の受験データを書いておきます。
受験者数(英語): 2,991人
合格者数(英語): 398人
第一次合格率: 14.1%
第二次合格率: 87.3%
TOEICで840点以上のスコアを持っている方は次のキャリアップに、通訳案内士を目指してみてはいかがでしょうか?