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アメリカのレストランを楽しむための簡単英語フレーズとコツ

アメリカ旅行の楽しみの一つがなんといってもレストランでの食事でしょう!

食べ慣れた日本食とは一味違った美味しい料理が楽しめるのはもちろん、レストランの英会話は簡単なので、特に英語を勉強されている方にとっては、ビジネス英語とは違うリラックスした会話を楽しみながら英語を学ぶチャンスでもあります。

そこで今回は、アメリカのレストランで役立つ簡単な英語フレーズと食事を楽しむコツをご紹介したいと思います。

Yelpでレストランの口コミ評判を調べる

最近ではインターネットを使ってレストランなどの評判を簡単に調べることが可能になりましたね。

日本でも食べログやRettyが人気ですが、アメリカではYelp(イェルプ)というサイトが定番です。

https://www.yelp.com

ご存じない方も多いと思いますが、Yelpは世界最大の人気の口コミレビューサイトで、日本を含む世界30カ国のレストランや病院といった地域の様々なサービスの口コミ評価が掲載されています。

もちろん内容は日本語ではなく英語で書かれているのですが、読んでみるとなかなか楽しいですから、ぜひ読んでみてください。

もし英語の内容がよくわからない場合でも、評価の星の数だけでも確認して、星が3つ以下(5つ星で満点)のレストランは避けるほうが賢明でしょう。

 

和製英語にご注意を

日本のレストランで使われる英語にはいわゆる和製英語が多く、アメリカのレストランでは通用しないものがありますので注意が必要です。いくつか代表的なものをご紹介します。

① Morning set(モーニングセット)
パンとコーヒーなどの洋食セットは”Bread and coffee, please”でモーニンクセットが食べられます。アメリカでは”Boiled egg”(ゆで卵)を朝食べる習慣はありません。サラダは朝はあまり食べすフルーツが一般的で”Continental Breakfast”は、パンにコーヒーとフルーツの朝食です。

③ Serivice Lunch(サービスランチ)
お昼のサービスメニューですが、serviceには無料というニュアンスがあるので無料ランチと感じる人もいるかもしれません。アメリカでは”Daily Specials ”です

③ Viking(バイキング)
Vikingは西ヨーロッパ沿海部の武装船団(海賊)の意味です。食べ放題を意味するバイキングは英語ではBuffet(ビユッフェ)と言います。ホテルの朝食に多いスタイルですね。

③ Free Drink(フリードリンク)
飲み放題を意味する和製英語として知られていますが、freeは無料という意味ですから、free drink="無料ドリンク"となってしまいます。飲み物をお代わりする際はrefillという単語がよく使われます。”Can I get a refill? “で「おかわりください」という意味になります。

④ Family Restaurant(ファミレス)
Family restaurantでも通じますが”kids-friendly restaurant”の方が分かりやすいです。お子様ランチは”kids meal” か “kids lunch” で意味は通じると思います。

また、食べ物もたくさん和製英語があります。

⑤ Pan(パン)
パンは英語でbreadです。Panはフライパンという意味なので、”Pan, please”というと、真面目なウエイターはフライパンをもってくるかもしれません(笑)。ただ、スペイン語ではパンはpanなので、スペイン語が話せる人が多いアメリカのレストランでは通じる可能性はあります。

⑥ Hot Cake(ホットケーキ)
アメリカでは朝からホットケーキを食べ”hot cake”でも通じますが、薄く小さい”pan cake” という呼び方が一般的です。

⑦ Fried Potate(フライドポテト)
これも有名な和製英語ですが、アメリカでは”French fries”か”Fries” です。

 

予約と確認

日本同様、アメリカのレストランは金曜と土曜の夜は混みますから、金曜と土曜の6時以降はあらかじめ予約を入れておくのが良いでしょう。

“I would like to make a reservation.”
(予約を入れたいのですが。)

単純に一言でもすみます。

“Reservation, please.”
(予約お願いします。)

レストランに伝えるべき情報は(What day?)、時間(What time?)、人数(How many?)、名前(Name?)の4つです。

日本人が外国人の名前を聞き取るのが難しいのと同様、アメリカ人にとっても、聞きなれない日本人の名前を書きとるのはとても難しいです。ですから、もし名前が長かったり発音しにくい場合は、ニックネームやイニシャルだけでも問題ありません。

Ieyasu Tokugawa - Toku (ニックネーム)

Ryunosuke Akutagawa - R.A (イニシャル)

最近ではインターネットでレストランの予約が簡単に行えるようになりましたが、ネット予約の場合も、念のため、当日に確認の電話を入れておくのが良いでしょう。

“I want to confirm my reservation.”
(予約を確認したいです。)

 

 

食事の注文、質問してみる

日本のレストランではメニューに料理の写真が掲載されれている場合が多いですが、アメリカのレストランではメニューに写真がない方が一般的です。ただし、レストランのホームページには写真がある場合がありますので、その写真をスマホで指差し簡単に注文できます。

“This one, please.”
(これください)

レストランの中にはFacebookなどで今夜のおすすめ(Today’s specials)を掲載していることがあるので、事前にチェックしてみてください。

“I checked your facebook page. I want to order the today’s special.”
(Facebookでチェツクしてみました、今日のスペシャルを注文したいです。)

メニューには料理の説明が付いていますが、分からない場合は質問をしてみましょう。

“What’s this calamari?”
(カラマリとはなんですか?)

 

会話を楽しむ

食事は旅行の楽しみです。アメリカのウエイターは特に客との会話が大好きです。英語を勉強している人には英会話の練習のチャンスです。

例えば食事中に

” Is everything alright?”
(お食事の方いかがですか?)

と話しかけられたら、料理に対する感想を言ってみましょう。

“This steak is delicious.”
(このステーキ美味しいです。)

“This chicken is very tasty.”
(このチキンは美味しいです。)

レストランでジョークを言って笑わせてみましょう。

ジョーク1
”Did you hear about the new restaurant on the moon?”
(月にある新しいレストランについて聞いた?)

”The food is good, but the atmosphere is terrible.”
(食事はいいけど、雰囲気(空気)はひどいよ。)

ジョーク2
“What do you call cheese that is not yours?”
(君のものでないチーズをなんていうかわかる?)

“Nacho Cheese”
(ナチョチーズ Not-your-cheese)

以上はアメリカでよく知られたオヤジギャクで、アメリカ人が口にするのは恥ずかしい感じですが、日本人がいうと新鮮で受けるかもしれません。

 

チップを払う

支払いをしたいときはウエイターに

“Check, please”.
(チェックお願いします)

日本人が考えるアメリカの習慣にチップ(tip, gratuity)があります。アメリカのレストランのウエイターの給与は低く、チップは重要な収入源という立場も理解してあげてください。

レストランは一般的には食事代の15%-20%で、$100(食事代)で$15-$20(チップ)です。観光客が多い場所では、あらかじめチップが含まれている場合がありますが、確認したいときは、

“Is the tip included?”
(チップは含まれていますか?)

支払いは現金をテーブルにおくか、カード払いの場合はチップを請求書に書きます。間違えのないように数字をわかりやすく書きましょう。

 

お別れとレビューを書く

支払いが済んだらお別れですが、無言で去るのもいいのですが一言加えましょう。

“Thank you, I like this restaurant.”
(ありがとう、ここ気に入りました)

口コミレビューは他の人の役にも立ちますし、お店のサービス向上につながりますので、英語の勉強をしている方は先ほど紹介したYelpでレビューを書いてみましょう。

 

まとめ

アメリカ旅行の楽しみであるレストランについて書いてきましたが、美味しい食事を楽しむだけでなく、会話を楽しみながらあなたの英語力を上達させる良い機会です。

また、口コミサイトのYelpでレビューを書くことは英語の勉強になるだけでなく、後で読み返すことで旅の良い思い出として振り返ることができますのでおススメです。

アメリカのレストランは楽しい場所ですから、英語を恐れず、素晴らしい人達との出会いと良い思い出を作ってください。


担当ライター:マーク高山 (日本の大学を卒業後、2003年、アメリカへ留学する。その後、アメリカでホテル、レストラン勤務、日本語教師、日英翻訳の仕事をする。現在、テキサス州ヒューストン市在住。2011年より、国際的なスピーチクラブ、トーストマスターズ・インターナショナルの会員。TOEICスコアは930点。)

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