なんとも突然ですが、今月からTOEICとTOEFLが揃って英国ビザの申請に使えなくなったことが分かりました。 今朝の朝刊にも大きく出ていたのでご存知の方も多いかと思います。
英国留学などを目指す人に影響が及ぶ可能性がある。日本の実施団体は、英国滞在ビザを申請する目的の受験者に受験料を返金する方針だ。 両テストの日本実施団体などによると、今年2月、英BBCが、ロンドンのTOEIC試験会場で組織的な不正が行われていると報道。
TOEICとTOEFLを運営する米国のテスト業者ETSは、英国でテスト実施を委託した団体が不正を行ったと認め、英国政府と結んでいた英語能力証明に使う契約を更新しないと今月17日に発表した。
TOEICを日本で実施している「国際ビジネスコミュニケーション協会」は18日から、受験者への周知を始めた。TOEFLの日本実施団体「国際教育交換協議会」も「受験料の返金、キャンセルを受け付ける」としている。日本から英国への留学者は2011年は3705人だった。
http://www.yomiuri.co.jp/national/20140425-OYT1T50111.html
組織的な不正が行われたとはいえ、これほどの処罰がかせられるということは相当な何かがあったとしか・・留学者のみならず、就労・移住予定者にも影響がありますよね。
しかし、TOEICもTOEFLも使えないんじゃ、いったい何を受ければ良いのでしょうか?
実はビザ申請時の英語力証明として承認を受けている英語能力テストとしては、TOEICとTOEFLの他にIELTS(アイエルツ)とPTE Academicというものがあります。
どちらも日本国内でも受験可能ですが、PTE Academicは割と新しい試験ということもあり、IELTSの方が日本ではメジャーと思います。IELTSはあの英検を運営する日本英語検定協会ですしね。
今回の件をきっかけに、IELTSの受験者は急増するかもしれませんが、IELTSは受験料が24,675円とめちゃくちゃ高いので、日本での主流は当面TOEICではないでしょうかね(^^;
■IELTS https://www.eiken.or.jp/ielts/
■PTE Academic http://www.pearsonpte.jp/