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TOEICスコアが伸び悩む方にお勧めしたいTOEIC900点の壁を越える長文問題攻略法

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TOEIC800点台を取れる人ならば、大学受験までの文法やある程度の語彙はおおよそ頭に入っていて、文法・語法問題については問題ないでしょう。

しかしそれでも、「Part7(長文読解問題)に足を引っ張られる」「時間内に解き終わらない」という悩みを抱える人たちは多いのではないでしょうか?

今回はこのようなTOEICの長文問題に苦しんでいる方のために、筆者が実践し実際にTOEICスコア910点を獲得できた攻略法をご紹介したいと思います。

 

速読だけでは900点越えは難しい

かく言う筆者も、文法、語法問題は試験会場内の誰よりも速く解き終わるのに、長文問題ゾーンに入ったとたんにスピードが落ち、どんどん回りに追い抜かれ、結局全部解読み終わらず、最後はマークシートに塗り絵…。そして800点台から抜け出せないという失敗を繰り返していました。

何とかその状況を抜け出したくて、一番の難関であるPart7を攻略するため、速読練習を繰り返すのですが、スピードを上げれば正答率は上がらず、かといってスピードを落としては意味がないし…。「TOEICは時間との勝負、とにかく速く解かねば!」という思いにとらわれていた筆者の練習法は、ひたすら時間内に過去問を解く、というものでした。

様々な問題集でアドバイスされている「スピードアップのためには本文を全て読んでいてはダメ、まずは問題文に目を通してから本文の必要な部分だけを読みましょう」を実践していたのですが、今になって思えば筆者には全く向いていませんでした。

問題文に先に目を通すのは良いとして(選択肢は読みません。4つのうち3つはウソの情報だから。)、筆者は本文を全部読まないと気持ち悪いタイプです。気持ち悪くて不安で解答に集中できません。やはり自分にはpart7攻略は無理なのか…。

そんなときに耳にした「精読が出来てこそ、速読が出来る」というアドバイスは目からうろこでした。それがTOEIC受験の約3週間前。思い切って長文対策の仕方を根本的に変えてみることにしました。「速読」ではなく「精読」をするのです。

 

速読重視から精読重視に切り替え

言われてみれば、中学や高校の英語の授業で、回を重ねるごとに教科書の長文をだんだんと速読できるようになっていったのは、じっくりと英文和訳つまり精読に取り組んだ結果だったのではないか。批判されがちな和訳中心の授業だが、速読力の土台として必要不可欠。そんなことにやっと気づき、問題集で今までに取り組んだ長文を精読し直すことにしました。

使ったのは、以下の「実力養成!TOEICテストリーディングPart7」です。

ビジネス文書、広告、Eメールならではの語彙や表現、今までないがしろにしてきた多くの点を、精読を通して1つ1つ、着実に拾っていきました。

学校で触れてきた英語とは全く違うタイプの英文なので、教科書英語や受験英語を速読できても、Part7は速読できないのは当然です。そんな簡単なことに気づかずにひたすら速読の練習だけをしていたから、Part7のスコアが伸びなかったのです。

筆者は仕事と家事をこなしながら、1日90分は必ず精読しました。

 

精読トレーニングにより900点越えを達成!

TOEIC受験当日、長文全てを読みながら、時間内に解き終わることが出来ました。

そして結果はリスニング480点、リーディング470の950点。前回の870点から70点アップさせることが出来ました。勉強の仕方を変えたところといえば、精読を取り入れたことだけです。

筆者が行った精読とは、スラッシュリーディングです。1文を丸まる日本語に直すのではなく、意味のかたまりごとにスラッシュを入れ、前から意味を取っていきました。日本語訳は書きません。そんなに時間をかけていられませんし、意味が取れれば十分です。

平行して、パラフレーズ(言い換え)対策として前出の「実力養成!TOEICテストリーディングPart7」で語彙も強化しました。Part7では、本文中の語の類義語や上位語(例:絵画、彫刻→芸術)を選択肢に使っているものが多数あるので、パラフレーズ対策は欠かせません。

そして仕上げに「TOEICテスト公式問題集」を使って、時間内に速読しました。

ちなみに文法、語法問題の対策はほぼしていませんが、リスニング対策としては、通勤時間を利用して(片道約30分)公式問題集のCDを聞いていました。

メモ

公式問題集に収録されたリスニング音声(問題文や設問の音声)は本番試験と同じ公式スピーカーが担当していますのでリスニング対策には最適です。

 

まとめ

800点台後半のスコアを持っている人で、長文問題でつまずいている人は、

① 精読
② 語彙強化(パラフレーズ対策)
③ 仕上げの速読

を実行すれば、1~2ヶ月あれば一気にスコアを上げられます。

「一生懸命速読の練習をしているのにスコアが伸びない、時間内に解き終わらない」という人、精読を取り入れれば900点の壁は、必ず越えられます!ぜひ今回ご紹介した精読トレーニングをお試しください。


担当ライター:ユキ (私立高校の国際コース担当教員。中学時代に独学で英語の成績をクラス最下位から学年トップに上げて以来、高校卒業まで常にトップ。外国語大学卒業後教職に就く。在学中に英検準1級を取得する生徒を多数輩出。年一回のオーストラリア出張では、毎回留学経験者と間違えられる。TOEIC950点。)

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