外国人英語教師「日本人が使っている英語の教科書はクソ。7歳児が書いたかと思うほど・・」

   

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 東京オリンピックを見据え、文部科学省は2014年から小学校3年生から英語教育を始めるなど、様々な方針を発表しています。

しかし、一方で、外国人教師からの評価は辛辣なものばかり・・というお話です。

◆「クソみたいな教科書を使っている」とバッサリ

「ほとんどの生徒は選択形式のテストで高い点数をとることしか頭にないね。教わる文法もほとんど実生活じゃ役に立たないし、そもそも使われてないようなものばっかり」

「クソみたいな教科書をクソみたいなネイティブが校閲してる。授業で使えって言われた教科書は7歳児が書いたみたいだったし、本当に校正してんのかってクレームの手紙を送ったよ」

「1000時間のうち、いったいどれぐらい英語を聞いたり話してる? ほとんど日本語に訳したり、日本語で説明してるよな。これじゃ子供は一生英語で考えることはできないよ」

 今回の改革案では高校の授業を英語で行うことや外国人教師の積極的な登用も盛り込まれているが、単純に授業を増やすだけでは解決にはならないとする意見が多かった。

「ALT(外国人指導助手)をやってたときにムカついたのは、ほかの授業とまるで協力しないこと。ある授業で文法をやって、オレの授業でスピーキングとリ スニングをやって、別な授業じゃライティングをやって……何も重なるところがなかった。せっかく教わったことを別な授業に活かせてないよ」

「生徒の前でぐらいALTにも日本の教師と同じように敬意を払ってくれよ。生徒がALTにはお辞儀しなかったり、ちゃん付け・くん付けするのを許されてたら、絶対真剣に取り組む気にならないよ」

 また、外国に行ったこともなければ、英語も話せない日本人教師が多すぎるという、根本的な問題を指摘する声も。学校側やカリキュラムとの溝が埋まらない限り、ネイティブの教師を使ったからといって、必ずしも成果があがるわけではないようだ。

◆部活などで手一杯の日本人教師

 では、今回の改革案や外国人教師からの不満を日本人教師はどう思っているのだろう? 公立校で英語を教えている赤田保仁さん(仮名・30歳)に話を聞いた。

「改革案は中途半端ですね。入試のシステムから変えていかないと英語教育を変えるのは難しいです。いくつかの私立校が導入しているバカロレア(スイスに本部をおく財団法人の提供する教育プログラム)などはすごく効果的だし、公立でも積極的に取り入れるべきだと思います」

 やはり量だけではなく質に関しても大規模な改革が必要なようだ。また、外国人教師が不満を感じている日本人教師との連携についても、英語教育のみならず、学校全体での変化がないと難しいという。

「外国人教師の不満にも一理ありますよね。こっちも困っていて、部活などほかの仕事が忙しく、ハッキリ言って満足に授業の準備をする余裕がないんです。一番力をいれて取り組みたいのが授業なんですけど……ただ、予算がおりたことで可能性は広がったと思います」

 人員が増えることでそれぞれの負担が軽減されれば、授業の質も上げられるのではないかと、現場でも一定の評価はされているようだ。しかし、肝心の授業に 注力できないなど、まだまだチグハグな印象は否めない。東京オリンピック開催決定を機に大きな改革の始まった英語教育。果たして日本は“英語の金メダル” を獲得できるのだろうか。

http://nikkan-spa.jp/721545

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