お隣 韓国の英語熱の凄まじさは年々激しくなる一方ですが、ついにTOEICで集団カンニングが発生したそうです。
ソウル冠岳警察署は16日、ロースクール(法科大学院)への進学や就職に使用されるTOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)とTEPS(ソウル大学が主管する英語能力試験)で集団カンニングを主導した容疑で、ロースクールに通うA容疑者(29)と会社員のB容疑者(29)の身柄を拘束したと発表した。また、受験者を装いカンニングを手助けした英語講師ら4人と、容疑者から解答を受け取った受験者ら50人余りを立件した。
警察によると、A容疑者とB容疑者は昨年末から今年初めにかけて実施されたTOEICやTEPSでカンニングを実施。受験者から1人当たり200万-400万ウォン(約18万-35万円)の謝礼を受け取り、少なくとも3500万ウォン(約310万円)を稼いだという。
犯行の手口はこうだ。英語講師が受験者を装い試験を受けながら、小型カメラを使い試験場の外で待機しているA容疑者らに解答を送り、A容疑者らがこれを受験者に伝える。受験者はスマートフォン(多機能携帯電話端末)の機能を持つ「スマート時計」で解答を受信したり、超小型イヤホンで解答を聞いたりした。警察は「試験場への携帯電話持ち込みは禁じられているが、時計は持ち込めるという点を悪用した」と説明した。
A容疑者は就職関連の大規模コミュニティーサイトで電子メールアドレスを集め、「TOEICやTEPSでの高得点を保障する」などと記したメールを150万通ほどばらまいて受験者を誘惑した。他人名義の携帯電話3台を使っており、依頼者らと全く顔を合わせていなかったという。
朝鮮日報
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/04/17/2013041700997.html
犯人の手口をまとめると以下のような感じ↓
① 英語講師が受験者を装い試験を受ける
② 小型カメラで試験場の外の容疑者に解答を送る
③ 容疑者らがこれを受験者に伝える
④ 受験者はメール受信ができる時計や超小型イヤホンで解答を受け取る
しかし、容疑者から解答を受け取った受験者が50人もいるってのが、やっぱ韓国ですなぁという印象(^^;
全く別の記事ですが、ソウル教育委員長が
『英語、数学よりも重要なのは、正しい道徳的品性、すなわち人格を育てることです。これから大韓民国が発展するには、経済論理ではなく、道徳と品性の論理で子どもを育てなければいけません』
と言われてますが、これは正しいですね。
モラルの高さに定評がある日本ではさすがに集団カンニングは発生しないと思いますが、今回の事件ではカンニング受験者も立件されていますから、くれぐれも甘い誘いには乗らないように注意しましょう。
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