前回の記事で扱ったワールドカップ開幕戦での西村主審の誤審問題。
ここ数日は誤審かどうかの議論ではなく、西村主審の英語力についての議論がされています・・
本日、日本サッカー協会(JFA)が西村主審の英語力について「英語での意思疎通に問題はない」との正式見解を発表しました。
日本サッカー協会(JFA)は16日、トップレベルの国際試合に派遣される審判は英語での意思疎通に問題はないとの見解を示した。12日に行われたワールドカップ(W杯)開幕戦を担当した西村雄一主審の英語力が疑問視されていることを受けたもの。
西村主審はブラジル対クロアチア戦での判定が物議を醸し、思わぬ形で注目を集めることになった。後半の遅い時間帯に西村主審が与えたPKでブラジルが逆転に成功。さらにクロアチアにとって2点目となるはずのゴールは認められず、ブラジルが3-1で勝った。
試合後、クロアチアのDFベドラン・チョルルカが記者に対し、彼が試合中に詰め寄ったとき、西村主審は英語を話さなかったと不満をもらした。チョルルカは「審判が英語を話さないのは厄介だ。彼は日本語を話していた」とし、「彼と意思疎通を図るのはとても難しかった」と述べた。
JFAは、西村氏がまだブラジルにいるため、状況についてコメントできないとしながらも、JFAの審判は概して英語での意思疎通に問題はないと述べた。
担当者は「国際サッカー連盟(FIFA)が主催する試合で審判員をするにあたっては研修があり、それは英語で行われている」とし、そのような試合に派遣される審判は全員、英語で判定を下せる能力があると説明した。
しかし、JFAは公認審判向けに特に英語についての講習はしておらず、JFA主催の競技を担当できる1級審判の資格試験には英語のテストは含まれていないと述べた。
一応、JFAからの擁護コメントはクロアチア選手のクレームを否定する形となったわけですが、特に証拠を示したわけでもなく、審判になるための資格試験にも英語テストは含まれていないということで、やや説得力にかける主張な気がしますね。
西村氏は過去にも国際試合を担当していますから、その時の対戦チームの選手あたりが「西村主審は試合中も流暢な英語で対応していたよ」とか擁護コメントを出してくれないかないですかねぇ(^^;