英語教育に力を入れている大学が増えている一方で、学生を採用する企業側はこれまでの「英語力」を重視した採用指針に疑問視し始めているそうです。
大手メーカー幹部がこう話す。
「TOEFLやTOEICの点数がよい学生を即戦力として採用したのですが、ビジネスの場に投入してみると全然使えない。
職場でのコミュニケーションがとれなかったり、他社との交渉ができなかったり……。いわば『英語バカ』の社員が増えて、困った状況になっているんです」
大学の英語教育に詳しい、慶応大学の大津由紀雄名誉教授が、こう解説する。
「能力テストの点数だけがいい『ハリボテ英語力』しか持たない学生が増えているのです。
皮肉なことに、企業が求めているレベルと大学教育のレベルには大きなギャップがある。一流企業は、こうした点に気が付きだしています」
http://dot.asahi.com/wa/2014022600031.html
最近はTOEICスコアで足切りする企業もあるので、英語学習に熱心になりがちな就活生は少なく無いと思いますが、夢中になりすぎずないように注意しないといけませんね。