ネイティブスピーカーは身振りが大きいイメージありませんか?確かに、外国人と話してみたり、映画やドラマで見てみるとたくさんジェスチャーを使っていますよね。
私は個人的に、彼らのジェスチャーを多用するコミュニケーションが好きです。ジェスチャーを交えながら話しているのを見ると、なんとなく、魅力的だなと思ってしまいます。(完全に個人的な意見ですが・・・笑)
この記事では、ネイティブがよくつかうジェスチャーをいくつかご紹介します。
指2本を曲げる動作の「air quotes」
指でピースを作り2回くいくいっと折り曲げるair quotesのジェスチャーは、割と有名なので見たことがある方も多いのではないでしょうか。
Air quotesという名前はクオテーションマーク (” ) を2つ表す動作です。クオテーションマークは日本語でいうと「」みたいな役割を果たします。
このジェスチャーは何かを皮肉るときや、遠回しに何かを言う時に使います。はじめは、意外と使うタイミングが難しかったりします。
例1)おいしくない料理を食べて一言
「this soup is “delicious”」
例2)よくさぼる友達がいたら
「She skipped the class again!?」「Yea, she is “sick” today」
海外では冗談で皮肉をいう「sarcasm(皮肉、読み方:サーカズム)」という文化があります。あえて反対のことを言ったり、明らかに本当ではないことをオーバーに言ったりします。そんなときにair quoteは活躍します。
手のひらを下に向けて振る「so-so」
「まあまあ」を表す「so-so」にもジェスチャーがあります。手のひらを下に向けて振ります。
使い方はとても簡単で、何かを聞かれて、「まあまあ」、「いまいち」と言いたいときに使います。何も言わず、少し顔をしかめながらこのジェスチャーをすると「so-so」という意味です。
例1)「How was the movie?」「so-so」
例2)「Did your presentation go well?」「so-so」
※ 実際は「so-so」とは言わずに「Ah~」などといいながらジェスチャーだけする場合も多いです。
あまりよくないというニュアンスが強いので、「How are you?」と聞かれて「so-so」と答えると心配されたりします。
注意した方がいい「come」のジェスチャー
最後は人を呼ぶときの「come」のジェスチャーです。
イングリッシュスピーカーは手のひらを上に向けて4本の指をそろえてくいくいと2回曲げて、「come」を表します。人によっては人差し指一本でやることもあります。
日本人も誰かを呼ぶときなどに、「来て」のジェスチャーをしますが、日本人がやるように手のひらを下にしてやると、ネイティブが使う意味では「あっちに行け」です。
人によっては気分を害する場合もあります。「来て」と言うつもりで、相手を追い払ってしまわないように要注意です!
まとめ
今回ご紹介したのは、日本人でもたくさんの方が知っているであろう、メジャーなものが多いです。
英会話初心者の方には、ジェスチャーを交えて話すのはなかなか高いハードルに感じるかもしれないですが、会話に表現力を持たせるとても良いツールです。やってみると、英語を使っている感も感じられて、なかなか楽しいです!ぜひ使ってみてください。
担当ライター:モモ (日本の大学を卒業、社会人になって20代後半の時、海外留学を決意。カナダでの1年半の留学期間を経て、現在は東京で在住、仕事で日常的に英語を使用。 TOEIC 910点取得。)