短期間でTOEICのリスニングスコアを延ばすにはどうしたらいいでしょうか?
大切なのは
・ TOEIC特有の声質・イントネーションに慣れること
・ 会話スピードに付いていくこと
だと思いますが、いずれも以下の方法で短期間でこの能力を向上することが可能です。
TOEICリスニングの会話内容は決して難しくはありません。
きちんと聞き取れさえすればいいのです。
では、どうしたら聞き取れるようになるのかを説明します。
TOEICでは4カ国(アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ)の発音が使われています。
市販のリスニング教材は数あれど、本番試験と同じ出題者が使われているのは公式問題集だけです。
ですので、まずは公式問題集のCDを聞くことが効果があります。
公式問題集は大きいし、問題数の割には値段が高いので、コスパが悪いなと感じている人が多いのではないかと思います。
しかし、このCDは何度も繰り返す聞く価値がありますので、むしろコスパは良いのです。
続いて、会話スピードに慣れる方法です。
TOEICリスニングの会話スピードは150語/分程度なので、ネイティブの会話に比べたらずっと遅いんです。
なのに日本人にとってはとても早く感じますよね。
何度も聞けば、徐々にスピードに慣れてくるとは思いますが、最も効率的なのは、1.2~1.5倍程度のスピードで聞くことです。
荒療法かもしれませんが、1.5倍速のスピードで何度かリスニングをした後に、通常スピードを聞いてみると、不思議なことにTOEICの会話がとてもゆっくり聞こえます。
人間の適用能力ってすごいですね~。
でも、どうやって1.5倍速で再生するのかって?
やり方は色々あると思いますが、2つ紹介します。
1. ウォークマンを使う
最近のウォークマンには再生スピードを上げる機能があります。
選べるスピードは1.1倍、1.25倍、1.5倍、1.75倍、2倍とありますので、自分のレベルに応じて段階的に速度を上げていくことが可能です。
やり方は
ホームメニュー(各種設定)「音楽設定」「DPC(スピードコントロール)」希望の設定の種類を選ぶだけです。
しかも、ウォークマンならノイズキャンセリング機能が付いてますから、電車の中でもノイズなく快適に聞こえますよ。
とにかくお手軽かつ通勤時にトレーニングしたい方にはオススメの方法です。
2. フリーソフトを使う
Windows用のフリーソフト『聞々ハヤえもん』を使い、手持ちの音声ファイル(mp3)の再生速度を変換します。
ソフトは以下の作者様のページからダウンロードしましょう。
http://soft.edolfzoku.com/hayaemon2/
特徴は、WAVE, MP3, Ogg Vorbis, WMAの多数ファイルに対応しており、再生速度、周波数、音程を自由に変更が可能なことです。
単純に再生速度だけ変えると音程まで変わってしまいがちですが、このソフトは音程を変えることなく速度を自在に変更できます。
使い方ですが、
1. 手持ちの音声ファイルを『聞々ハヤえもん』にドラッグ&ドロップ
2. 再生速度を変更する (150%~200%がおすすめ)
3. 再生ボタンを押す
これだけです。
無料ですので、ぜひお試しあれ。
3. おまけ
基本は再生速度だけを変えてあげればいいと思いますが、私は英語特有の周波数を強調したものを作ってトレーニングしています。
言語によって優先的に使われる周波数(パスバンド)が違うのですが、日本語の周波数は125~1500Hzですが、英語は2000Hz~1万2000Hzです。
このパスバンドは子供のうちに出来上がってしまうため、日本人は英語が聞き取るのが苦手なのです。
でも、大丈夫。
大人になってからも、英語音声の高周波音を聞き分けるように耳の筋力を訓練が可能です。
実は英語のパスバンドを強調した会話を聞くことでこの能力を向上することが可能です。
高周波を強調したトレーニング専用のリスニングCDも売られていますが、『聞々ハヤえもん』を使えば、好きなCDをトレーニング用に変換できますよ。
1. 手持ちの音声ファイルを『聞々ハヤえもん』にドラッグ&ドロップ
2. イコライザ部で2kHz以上の周波数最大に変更する
3. 再生ボタンを押す
こちらもぜひ試してください。
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