セイコーインスツルが電子辞書事業から撤退

      2014/10/14

セイコーインスツル 電子辞書 DAYFILER デイファイラー DF-X8000 上級英語学習者向け 無線LAN搭載モデル

電子辞書メーカーのセイコーインスツルは電子辞書事業からの撤退を発表しました。2015年3月末をもって電子辞書製品の製造・販売を終了するとのことです。

 セイコーインスツル株式会社(略称:SII、社長:村上 斉、本社:千葉県千葉市)は、2015年3月末をもちまして、電子辞書ビジネスから撤退することといたしましたのでお知らせいたします。

 当社は、1987年より電子辞書ビジネスを開始。1992年には、業界で初めて英和・和英中辞典の文字情報を全て収録したフルコンテンツタイプの 電子辞書「TR700」を発売し、紙の辞書と同じ内容をキーボードからすばやく検索するという新たな価値を提供してまいりました。その後も学生、ビジネス マン、医療関係者など、それぞれのニーズにあった電子辞書を発売し、ビジネス実務や語学学習をサポートしてまいりました。

 しかしながら市場の成熟に伴い、電子辞書市場が縮小していることや、スマートフォン、タブレットなどスマートデバイスの普及により、電子辞書の需 要の伸びが期待できないことなどから、2015年3月31日をもって、製造、販売を終了することにいたしました。長い間、セイコーインスツルの電子辞書製 品をご愛顧いただき、心よりお礼申し上げます。

セイコーの電子辞書は特に英語上級者には非常に高い評価を受けていました。高い検索機能の他、特にパソコンに辞書をつないで、パソコンから電子辞書を使うPASORAMAは革新的な機能だったと思います。

一方で、他社が軒並みカラー液晶を採用する中で、セイコーだけがモノクロバックライト液晶を長年採用しており、電子辞書の主流市場である中高生には受けが悪く、売上自体はずっと低迷していたように思います。

そんな中、セイコーが2年前に出した新シリーズであるDAYFILERはGoogleのandroidをOSに採用した、セイコーらしい革新的なモデルだったと思います。しかし、androidを採用したがゆえに、バッテリーの持ちが悪くなったり、電池駆動もできなくなったりと、電子辞書としての本質的な部分が残念な仕様となってしまい、これまた一般市場では受け入れられませんでした。

android好きな私としてはこれら欠点が改善された次機種を心待ちにしていただけに、今回の撤退は非常に残念なニュースです。

英英辞書で定評のあるコウビルドはセイコーと独占契約をむずんでいたという話もあります。今後、コウビルド英英辞典を採用した電子辞書はどこから発売されるんでしょうね?

ちなみに、旧シリーズになりますが、その最高級モデルSR-G10001がAmazon限定仕様となって、ひっそりとAmazonで売られています。値段はなんと定価の半額以下。android版より、こちらの方がバッテリーが持つということで、根強く売れているようです。在庫限りだと思いますので、興味がある方はお早めに。セイコーインスツル 電子辞書 PASORAMA 英語モデル SR-G10001AZ 英和大辞典X6冊 英英辞典X11冊
セイコーインスツル 電子辞書 PASORAMA 英語モデル SR-G10001AZ 英和大辞典X6冊 英英辞典X11冊

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