韓国の電機メーカー サムスン電子。
以前より、サムスンは新入社員や昇進者に対し、ある一定のTOEICスコアの取得を義務付けていました。
例えば、新入社員は860点、課長クラスは920点などです。
そんなTOEIC至上主義を貫いてきたサムスンが、TOEICスコアによる基準を廃止し、会話力を重視した基準に切り替えているそうです。
2008年まではTOEIC730点が応募の最低基準だったが、10年にはこれを廃止。ビジネスの現場で使える英会話力を重視した基準へと変更した。
現在、入社希望者には、TOEIC speakingテスト(8段階)またはOPIc(Oral Proficiency Interview by computer=全米外国語教育協会が開発した氾言語的に使える会話能力テスト)の成績の提出が義務づけられている。
さすが韓国企業は動きが早いですねぇ。
TOEICスコアでは実践的な英語力は測れないことはよく言われています。
いずれ日本でもサムスンのような流れがやってくるでしょうか?
ところで、サムスンには各国に若手社員を送り込み、その地域文化や習慣を知り、会社に戻ったあと、それらの情報をマーケティングや製品開発に活かすという「地域専門家制度」があります。
この制度自体はわりと有名なのですが、驚いたことが、、
「20代後半、30代前半くらいの幹部候補を送り込んでいます。
面白いのは特に課せられる仕事がないこと。半年から1年間、自由に現地で生活をする。
レポート提出の義務はありますが、極端な話、赴任先が日本ならパチンコをし続けてもいいんです」(吉川氏)
大手企業であれば、海外留学制度がある会社もあるようですが、その上を行きますね。ちょっと、うらやましい。
ただ、最近ではアフリカや中東へ赴任するのも増えているそうで、ちょっとキツイかも(^^;
[参考記事]http://news.livedoor.com/article/detail/7949066/
サムスンで働いてわかった 韓国エリートの仕事術 (中経出版)