マイクロソフト元社長 成毛眞(なるけ まこと)氏が楽天やユニクロの社内英語化方針をバッサリ切り捨てています。
英語能力が高い人は収入が高くなるという幻想があるようだ。だが、英語ができるから収入が高いのではない。収入の高い人に英語能力の高い人が多いにすぎない。そういう人は他のスキルでも優れている。法律の知識もあり、マネージメント能力も高い。英語は10持っている能力の1つに過ぎないのだ。
私は社内英語公用語化などまったく無意味だと思っている。幹部社員ならまだしも一般社員にまで社内で英語を使わせることになんの意味があるのか。おそらく海外赴任を経験しないまま会社人生を終える社員が大半である。そんな社員に社内で英語を義務づけるとはまるで拷問のような企画だ。
日本人で英語を本当に必要とする人は、たった1割しかいない。~中略~
英語を必要としない9割の人は、目先の査定に怯えて企業のいいなりになり、まじめに英語を勉強する必要はない。現在の英語格差による多少の不便は甘んじて受け入れ、むしろ今はまだ必要とされていない国際会計や国際法でも学んだほうが必ず役に立つときが来る。
[転載元]
http://www.news-postseven.com/archives/20130120_165365.html
成毛氏の言われていることはもっともだと思います。
楽天よりも仕事で英語を使う頻度が多い会社はたくさんありますが、どこも社内公用語化なんてしてないでしょう。日本人同士の会議で英語を使うなんて非効率すぎですよね。
成毛氏は「日本人の9割に英語はいらない」という本も書いているので、半分は自署の宣伝って感じがしますがw