任天堂社長のカタカナ英語を聞いて自信をつけろ!

      2014/04/28

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みなさんは、任天堂の岩田社長の英語スピーチを聞いたことがありますか?

まだの方は以下の動画をぜひご覧いただきたいです。

これを見れば、今よりはきっと自信をもってネイティブと会話ができるはず!

岩田社長は2:50あたりから登場します。

いかがでしたか?

英語初学者にとって、岩田社長の英語はとても良い教材だと思います。

カタカナ英語発音でゆっくりスピードなので、日本人にとってはかなり聞き取りやすいはず。
この英語が頭に入ってこないのであれば、まず中学の文法から復習が必要かもしれません。

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ちなみに、発音はお手本にはならないので、繰り返し聞くのもほどほどに(笑)

結局、発音がカタカナ英語でもなんとか伝わるんですよね。

本田圭佑のホングリッシュもそうでしたが、とにかく日本人は物怖じせずにどうどうと話すことが重要なのだと痛感します。

岩田社長は毎年、各種のゲームイベントで英語でスピーチをしていて、Youtubeにはこれ以外にもたくさんアップされていますので、興味を持った方は探してみてください。E3 Nintendo とかで検索すればOKです。

ちゃんと聞き取れなかった方は以下の英語スクリプトを見ながらトライしましょう。

[原文]

Thank you, and good morning.

When I became Nintendo president, we decided on a new goal for our company expanding the total number of people who play games.

In order to do this, we needed to target not only current gamers but two different types of consumers those who once played, but who had lost interest.
And even those who had never played before.

how would we do this?

The industry has always tried to improve in the same direction with games that are more gorgeous and more complex. But in order to approach lapsed or former gamers and non-gamers, these types of games can not serve our purpose.

The logical solution is to re-invent the relationship between player and game - the game controller interface. We believe this approach can appeal to a much broader audience but also excite core gamers.
This is important because core gamers always represent our most important audience.

Our first implementation was Nintendo DS.
Like many disruptive innovations, at first it confused some people. But these people began to understand when they started to 'pet' their puppies with a stylus and talk to them through the microphone.
Next, in japan we launched the first of the brain games. They have already been played by millions of people who never tried a video game before. Many people in our industry thought these consumers were impossible to reach, but now the trend is spreading to the western world.

So, how do we continue this strategy with Wii?

One hand control with the Wii remote is just like the touch screen of DS. It breaks down a barrier to non-gamers and lapsed gamers. For anyone, it is comfortable. In addition, most lapsed gamers have wonderful memories of games they used to play. The virtual console aspect of Wii will bring them together again. And the virtual console will also act as a 'living laboratory' for simple, intuitive games.

Using the creative approach with the Wii remote control, and the business model of the virtual console, maybe a game like 'Tetris' can be feasible once again.

In the past 20 years, as game systems improved in functionality there were also downsides. Among these, the startup time before game play begins is growing longer and longer. I have been planning, developing and playing games for a long time. And I still love all of this. But these days, I am busier than ever.
And if I have to wait 30 seconds or 40 seconds or more for a game to load. Often I get frustrated and sometimes I just can not wait. And now that I know I can instantly stop or start playing my DS by just closing or opening the top, I think I am spoiled.
Maybe this has happened to you, too.

If serious gamers find these delays frustrating, how can we ever expect the mass market to show more patience than we do?
Unless we change, we can never increase the game play population.

The Wii console will also help solve this problem.
It can power up virtual console games and applications like our Opera web browser saved to Flash ROM almost as fast as a telephone or television in just a few seconds.

And let me describe one more hardware feature.
No game console, no matter how powerful, serves any purpose when it is turned off. So we designed our machine to provide owners a variety of services even when it seems like it is turned off. Wii will become 'the system that never sleeps.'

Using a design called 'wii-connect-24', the console automatically enters standby mode without the fan running but still operating key functions and using power about the same as a miniature light bulb.

Importantly, this means the Wii console can be constantly connected to the internet. For you hard core gamers, this means developers can 'push' a new weapon or vehicle or level to you even while you sleep.
For beginning gamers, just starting with something like Animal Crossing, anytime the console is in standby, they may return to find that a friend has visited their village and left a message or a gift.
And other developers will configure their games so that players will receive the game elements or information that the designer wishes. And programmers won't need to write a single line of code. Networking software is included in the hardware and developers can decide to add these functions at any time.
What we are aiming for is a system that is new every day.

Then finally, the most difficult job is to reach people who have never played before. To approach them, we need to remove several walls.

New controllers and the virtual console are important, but most important is software that these people will really want to play. These games would allow a core gamer and a non-gamer to happily and immediately compete against each other.
What kind of game can do that?

Among the examples you'll play tomorrow is Wii-sports.
This is a combination which will include tennis, golf and baseball in one package. It will be available on launch day. Beginning players will find control with the Wii remote intuitive and appealing. Serious gamers will find it a surprising way to attempt something they've already done many times before.

Expanding the game audience with Wii means increasing the number of people in any household who are involved with games.
Today, there are people who play and people who do not. Wii will help destroy that wall between them.

Regardless of age, gender and game experience, anyone can instantly understand Wii. And Wii can provide anyone with fresh, new experiences.

Everyday, there is something new.
For everyone, everyday.

This is our answer.

Thank you.

[日本語訳]

ありがとう、そしておはようございます。

私が任天堂の社長になった時、我々は会社の新しいゴールを決定致しました。
ゲーム人口を拡大することです。

これを実現する為に、今ゲームをお楽しみいただいている皆様だけでなく、我々は二つの異なった顧客層を目指さねばなりませんでした。かってビデオゲームで遊んだ経験はあるが、すでに興味を失ってしまった人たち。そして、今まで一度も遊んだことの無い人たちです。どうすれば出来るのか?

この業界では、いつも同じ方向性での改善が試みられてきました。それは、「もっと凄いゲームを作る」という方向性です。しかし、ゲームを辞めてしまった人や、ノン・ゲーマーの方にアプローチする為には、「もっとすごいゲーム」はほとんど無力です。

そこで、人とゲームの関係を変えること、すなわち、ゲームのコントローラインターフェースを刷新することが、論理的だと考えました。このアプローチにより、もっと幅広い層の顧客に訴求でき、コア・ユーザーの方にも魅力を感じていただけると思います。
コア・ユーザーは常に我々の最重要顧客ですので、この点は重要です。

これを最初に実践したのがニンテンドーDSでした。
創造的破壊を伴うイノベーションではよくあることですが、最初は一部の人々の間で混乱を起こしました。しかし、ニンテンドッグスで、タッチペンを使って犬をかわいがり、マイクで語りかけた時、世界中の人が理解し始めてくださいました。
次に、日本では、脳活性化ソフトを発売しました。テレビゲームをされたことのない何百万人という方々が、これらのタイトルをプレイされました。業界の多くの人は、ゲームをしない人にゲームをしてもらうことは不可能だと考えていました。しかし今、この流れは西洋にも広がりつつあります。

では、Wiiで我々はどのようにしてこの戦略を継続するのでしょうか?

Wiiリモコンの片手での操作は、ちょうどDSのタッチスクリーンに相当するものです。これにより、ノンゲーマーやゲームをされなくなったユーザーへの障壁を取り払うことになります。全ての皆様にとって、これは快適なものです。
更に、かつてはゲームをしたけれど、今は興味を失った方の多くは、以前に遊んだタイトルの記憶を今もお持ちなのです。そういったゲームを、我々はバーチャルコンソール機能で再登場させます。そしてバーチャルコンソールは、新しいシンプルなゲーム創造のための『生きた実験室』にもなります。

Wiiリモコンでの創造的なアプローチと、バーチャルコンソールのビジネスモデルによって、恐らく「テトリス」のようなゲームが再び実現可能になるでしょう。

ゲーム機の性能は過去20年でどんどん向上したのですが、悪くなったものもあります。それは、起動に必要な時間がどんどん長くなってしまったことです。
私は、ゲームを企画することも開発することも遊ぶことも大好きです。しかしながら、最近私は以前よりも忙しくなりました。ゲームを始める前に数十秒以上の待ち時間が必要ということが、本当に辛く感じるようになりました。特にDSで、ふたを閉じればスリープ、ふたを開けたら再開、という素早さを味わってからは、尚更です。皆さんも同じではないですか?

もしも熱心なユーザーさえもフラストレーションを感じるのであれば、マスマーケットのユーザーに、それ以上我慢してもらうことが出来るのでしょうか?
我々が変わらない限り、決してゲーム人口を拡大することはできません。

Wiiハードは、この問題を解決します。
Wiiでは、バーチャルコンソールのゲームやOperaBrowser等のフラッシュロム上のアプリケーションを電話やテレビと同じくらい早く、数秒以内に起動できます。

このハードが持つ機能をもう1つ紹介しましょう。
どんなにパワフルなゲーム機でも、電源が入っていない時には、何もできません。我々は、Wiiの電源が切れているように見える時でも、様々なサービスが提供できるようにゲーム機を設計しました。Wiiは、『眠らないシステム』になります。

Wiiは、私たちが「WiiConnect24」と呼んでいる機能によって、自動的にスタンバイモードに入ります。ファンは廻りませんが、一部の機能は動作します。そしてその時、小さな豆電球1個分程度の少ない消費電力で稼働します。

ここで重要なことは、Wiiハードがインターネットと常時接続可能になるということです。ハードコアユーザーに対しては、ユーザーが眠っている間にも、開発者側から新しい兵器や乗り物、レベルを「プッシュ」することが可能ということを意味します。
ゲーム初心者の場合、例えばどうぶつの森で、自分が眠っている間に自分の村に友達が遊びに来て、メッセージやプレゼントを残していく、そんな、毎日電源を入れるのが楽しみになるようなことが実現できます。
ネットワーク接続の為のソフトはゲーム機に内蔵されていますので、ソフトの開発者は一行もネットワークの為のプログラムを書かなくても、開発者が望む情報や要素をユーザーが受け取ることができるように設定できます。 開発者はいつでもこれらの機能を追加できるのです。
我々が目指しているのは、「毎日が新しいシステム」です。

最後に、最も困難な問題は、今まで一度もゲームをプレイしたことの無い人々に、どの様にアピールするかです。そのために、幾つかの障壁を乗り越える必要があります。

新しいコントローラも、バーチャルコンソールも重要ですが、最も重要なのは、こういった人たちにゲームをやってみたいと思わせるソフトウェアだと思います。これらのゲームは、コアユーザーとノンゲーマーがすぐに楽しく、一緒にプレイすることを可能にします。
どのようなゲームがこのことを可能にするのでしょうか?

これらの例の中で、皆様が明日会場でプレイされることになるのはWiiスポーツです。
これは、テニスやゴルフ、野球などを1つのパッケージに集めたタイトルです。Wiiスポーツはハードの発売日に同時発売します。初めてプレイされる方には、Wiiリモコンを使用した操作感を直感的で魅力的なものと感じて頂けるでしょう。熱心なゲーマーの皆様も、今までに何回もプレイされて来られた様なものでも、驚くべき方法でプレイすることになります。

私達の目指すWiiによるゲーム人口拡大は、家庭内のゲーム関与者を増やすということです。
現在、家の中には、ゲームをプレイする人としない人が明確に分かれています。私達はこの状況をWiiで変え、これらの人々の間にある壁を壊して行きたいと思っています。

Wiiは、年齢、性別、ゲーム経験の有無を問わず、誰でもすぐに理解できます。
そして、Wiiは誰に対しても、新鮮で新しい体験を提供できます。

毎日何かが新しい。
誰に対しても毎日。

これが我々の答えです。

ありがとうございます。

任天堂 “驚き”を生む方程式
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